【連載】「アスガール」を生んだコウダプロのヒット哲学 「瞬間を知覚し言語化する」

「マイナビニュース」の「TECH+」で私の独断と偏見で「今気になる企業」に迫る連載を2023年8月より開始しました。

今回密着した企業はコウダプロ(福岡)。

累計販売数100万包を突破(2023年8月時点)し、知名度が全国区となった「アスガール顆粒」に唐揚げ・揚げ物用緩衝材「カラッとペーパー」、大人向け香辛料「大人のカレースパイス」など、ユニークな自社ブランドを展開しています。

「面白屋」「ワクワク屋」を名乗るコウダプロは、「企業目的と経営理念を逸脱しない範囲において事業領域は無限」「面白くてワクワクすることなら何をやってもよい」と、社内の最高法規として定めた「コウダプロ憲法」前文に記載しています。

創業者で代表取締役の幸田八州雄さんにお話を伺いました。

私は同社「揚げ物革命事業部」事業部長で、新卒入社4年目(当時)の若さで、約3年の歳月をかけてカラッとペーパーを開発した原口水月さんと出会い、同社を知ることになりました。従業員数21人(2023年10月時点)の小さな組織ながら、1つのプロダクトにそれほど長い月日をかけられることに驚きもしたのです。

さらに、note「福岡でコツコツまじめにやってる会社の平凡な日常」で発信される決して平凡とは思えない、良い意味で普通ではない組織を垣間見るうちに、コウダプロという会社について深く知りたくなり、今回の取材に至っています。