『ヘアレスキャットと暮らしたい スフィンクスとバンビーノがわかる本』(著 池田園子、監修 ガイア動物病院 松田唯 院長)を2024年6月24日に刊行しました。
企画・執筆・編集した書籍となります。
「スフィンクス」という猫種は、皆さんご存知かもしれません。スフィンクスは毛のない猫種「ヘアレスキャット」の一種で、人気アニメのキャラクターとして登場したこともあり、最もよく知られていると思います。
顔や身体にはシワが寄っていて、毛のある猫とはひと味も二味も違う、個性的な外見をしています。クールな見た目を良い意味で裏切るのが、人が大好きで甘えん坊、明るく活発な性格です。
ちなみに、毛がないといってもまったくの無毛ではありません。皮膚表面を近くで見ると、産毛のような短くやわらかい体毛がうっすらと生えています。
皮膚は触れると「桃」の皮、あるいはしっとりしたスエードやセーム皮のような、とてもなめらかな質感で、微かな産毛を感じることができます。
筆者は自身が迎え入れたバンビーノ「ぐら」の情報を自身のSNSで発信するようになり、ヘアレスキャットへの興味関心の高さ、一方でその存在をほとんど知られていないことに気づきました。
こんなに愛らしく、賢く、魅力的な猫種なのに、認知度が低いのはもったいないとも思いました。そこで、本書の制作に至ったのです。
ヘアレスキャットの情報はほかの猫とは違い、決して多くありません。Webの記事はある程度出てきますが、情報がまとまった書籍は存在していません(2024年4月の執筆時点)。
ヘアレスキャットの魅力を伝えることを主目的とし、基礎知識や押さえておきたい情報を網羅的にまとめたのが本書です。
こちらでも本書について綴っています。