
すべてのカップルの“インフラ”に。「ふたり会議」が目指すジェンダー平等社会 - SDGsビジネスに挑む起業家たち(11)
これからの未来に向けて、ただのポーズ取りではなく、人類が本気で取り組まなければならないSDGs(持続可能な開発目標)。本連載では、国内における起業家やスタートアップを中心にビジネスの話に加え、今後の企業における事業展開にも重要性が帯びてくるSDGsに関する考え方を紹介します。
「マイナビニュース」の「TECH+」でSDGs×ビジネスに関する連載を2022年4月より開始しました。SDGs軸で事業をしている起業家や投資家などに話を聞いていく内容です。
第11回では、「誰もが大切な人とずっと幸せでいられる社会をつくる」をビジョンに、家族・パートナーシップに関する社会課題を解決し、ふたりらしい生き方を支援するパートナーシップカンパニー、すきだよ代表のあつたゆかさんにお話を伺いました。
すきだよでは複数のサービスを展開していますが、カップル・夫婦の話し合いをサポートするサービス「ふたり会議」が特によく知られています。
同棲・結婚生活やお金、子ども、性生活など、大切だけど話しづらいと感じる人もいるトピックを選び、質問に答えた後でパートナーも招待し、パートナーもそれらの質問に答えることで、ふたりの価値観を可視化できるサービスです。
家庭やパートナー間での対話が当たり前になれば、それが組織へと波及していき、日本全体のジェンダーギャップ解消を押し進める土台となることでしょう。マクロな変化を引き起こすには、ミクロな変化の蓄積が欠かせないのですから。