【連載】SDGsビジネスに挑む起業家たち 第9回

きれいな海を残したい - SEABINやゴミ回収機で挑む熊本発ベンチャー - SDGsビジネスに挑む起業家たち(9)
これからの未来に向けて、ただのポーズ取りではなく、人類が本気で取り組まなければならないSDGs(持続可能な開発目標)。本連載では、国内における起業家やスタートアップを中心にビジネスの話に加え、今後の企業における事業展開にも重要性が帯びてくるSDGsに関する考え方を紹介します。

「マイナビニュース」の「TECH+」でSDGs×ビジネスに関する連載を2022年4月より開始しました。SDGs軸で事業をしている起業家や投資家などに話を聞いていく内容です。

第9回では、オーストラリアで開発された海洋浮遊物回収装置「SEABIN(シービン)」の販売・リース事業などを行う、SUSTAINABLE JAPAN 代表取締役の東濵孝明さんにお話を伺いました。

SEABINってすごいんです。SEA+BIN=海+ゴミ箱という意味ですが、まさにその名の通りの品物です!

穏やかな環境の水中に浮かべておくだけで、ポンプが本体に流れ込む水流を作り出し、筒内に設置されたネットに浮遊ごみが自然と取り込まれる仕組み。

SEABINの普及のほか、自社で開発を進める用排水路浮遊沈殿ゴミ回収機の販売・リースを通じて、海に流れ出るごみを減らし、美しい海を守りたいと語る東濵さん。

日本発・熊本発の用排水路浮遊沈殿ゴミ回収機がグローバルへと進出し、地球規模で海洋ゴミ問題を改善するためのツールになる日が来るかもしれません。