
素足履きできるパンプスの素材は糸!靴ブランド「Oito」の世界観 - SDGsビジネスに挑む起業家たち(10)
これからの未来に向けて、ただのポーズ取りではなく、人類が本気で取り組まなければならないSDGs(持続可能な開発目標)。本連載では、国内における起業家やスタートアップを中心にビジネスの話に加え、今後の企業における事業展開にも重要性が帯びてくるSDGsに関する考え方を紹介します。
「マイナビニュース」の「TECH+」でSDGs×ビジネスに関する連載を2022年4月より開始しました。SDGs軸で事業をしている起業家や投資家などに話を聞いていく内容です。
第10回では、ワールドネオエコノミー事業本部が2021年秋にローンチした、女性エンパワメント・シューズブランド「Oito(おいと)」ディレクターの中條亜耶さん、ネオエコノミー事業本部 F3 Oito 副部長である藤田友明さんにお話を伺いました。
Oitoで使われているのは「和紙糸」です。和紙系は間伐材の樹皮を原料に作られます。天然由来の抗菌防臭効果、吸湿効果を持つとされる他、通気性の良さからも、においの解消・緩和に最適な素材だと考えられているそう。
ただ、それを製品化するのは容易ではなく、簡単に編み上げられる合成素材とは異なり、和紙糸の取り扱いには試行錯誤を重ねたといいます。
裏話として、OitoはFacebook広告である日偶然目にしました。クリエイティブが気になって、公式サイトに飛んでみたら大正解。
人(の足)にも地球にも(使用する素材や生産体制の点で)やさしい靴づくりがなされていて、この連載にぴったりだ! と思い、企画立案につながりました。
記事執筆を終えたタイミングで買おうとした「Washi Flat<空>」は当時完売していましたが、今見たら買えるみたいで、早速注文しました。届くのが楽しみです。

Washi Flat シリーズ
大切にしたのは、多くの女性の“生の声”。足の痛みや蒸れ、疲れなどの悩みやトラブルに寄り添い、履く人を自由にする靴を目指して作り上げたのが「WashiFlatSeries」です。