
化粧品廃棄問題と向き合い、4社の共創で生み出す新たな価値 - SDGsビジネスに挑む起業家たち(17)
これからの未来に向けて、ただのポーズ取りではなく、人類が本気で取り組まなければならないSDGs(持続可能な開発目標)。本連載では、国内における起業家やスタートアップを中心にビジネスの話に加え、今後の企業における事業展開にも重要性が帯びてくるSDGsに関する考え方を紹介します。
「マイナビニュース」の「TECH+」でSDGs×ビジネスに関する連載を2022年4月より開始しました。SDGs軸で事業をしている起業家や投資家などに話を聞いていく内容です。
第17回では、凸版印刷とモーンガータが開発し、東洋インキが協業して製造したインキ「ecosme ink(エコスメインキ)」のプロジェクトにフォーカス。
同プロジェクトに関わってきた凸版印刷 情報コミュニケーション事業本部 マーケティング事業部 ビジネスプロデュース本部2部3チーム 係長の安河内 雅人さん、モーンガータ 代表 田中寿典さんにお話を伺いました。
ecosme inkはこれまでにほとんど例のない、化粧品の“中身”の有効活用事例といえます。容器という“外身”は硬質なプラスチック素材や金属で構成された複雑な作りのものが多く、空き容器を回収しても分別や資源化が難しいのが実情だとする田中さんの話も印象的でした。
「難しい」と諦められている部分にこそ、持続可能な取り組みへのヒントが隠れているのかもしれません。