【連載】SDGsビジネスに挑む起業家たち 第14回

時間・空間情報のアルゴリズムで犯罪を予測 - 世界の“悲しい経験"を減らす - SDGsビジネスに挑む起業家たち(14)
これからの未来に向けて、ただのポーズ取りではなく、人類が本気で取り組まなければならないSDGs(持続可能な開発目標)。本連載では、国内における起業家やスタートアップを中心にビジネスの話に加え、今後の企業における事業展開にも重要性が帯びてくるSDGsに関する考え方を紹介します。

「マイナビニュース」の「TECH+」でSDGs×ビジネスに関する連載を2022年4月より開始しました。SDGs軸で事業をしている起業家や投資家などに話を聞いていく内容です。

第14回では、犯罪予測システム「CRIME NABI」を開発する、Singular Perturbations(シンギュラー パータベーションズ)代表取締役の梶田真実さんにお話を伺いました。「世界の悲しい経験を減らす」ことをビジョンに掲げ、2017年に創業された会社です。

CRIME NABIを使うと、犯罪オープンデータのない国や地域でも、時間情報・空間情報をもとにした多様なデータを使って、犯罪予測をすることができます。

独自の予測アルゴリズムを強みとする、挑戦的な領域ともいえる犯罪予測システム。SDGs目標でいうと「16.平和と公正をすべての人に」を目指す領域で、同社は「世界の悲しい経験を減らす」目標に向かって、ともに挑戦してくれる新たな仲間を募集しているという。今後社会での実装が広まるにつれ、世界の悲しい経験は少しずつ減っていくのではないでしょうか。